石黒がアップルではなくファーウェイのノートPCを選んだ「圧倒的」理由

2019年7月17日

どうも、石黒です。

 

突然ですが、いまあなたがこのブログを読んでいるスマホの機種はなんですか?

最も多い答えはiPhoneでしょう。

次いで多いのはAndroid系のギャラクシーでしょうか。

あるいは「お店で一番安いやつにしたんだけど、なんて機種だっけ?」という方もいるかもしれませんね。

そんな「一番安いやつ」の中に、中国のファーウェイ製のスマホもあるかと思います。

 

自分がいまブログを書いているのは、ファーウェイのMateBookというノートPCです。

名前から分かるかもしれませんが、ほぼ見たがMacBookのWindowsPCです。

実はこのPC、自分が生まれて初めて「このPCを持って生きたい」と思えるほど、確固たる理由があって購入したものです。

逆にいうとこれまでは、同じようなスペックのPCを2~3個比較して、クーポンなどで安くなるものを買っていました。

 

今日はなぜ自分が色々と良くないことが言われることの多いファーウェイ製ノートPCを好んで買ったのか、書いてみたいと思います。

下手したら生産が中止になったり部品がなくなったりする可能性があるPCを選ぶ人は、一体何を考えているのでしょうか?

自分のブログなのに、あえてアウェイな立場から論じていきたいと思います(笑)

 

ちなみに政治や民族的な思想の好みとは一切無関係です。

むしろ自分が自分であり、そして自分が日本人だからこそファーウェイでなければいけなかったのです。

日本からMatebookが生まれなった悔しさ

先に結論だけ言ってしまえば、この製品を日本のメーカーが生み出せなかった悔しさから、このPCの購入を決意しました。

別にマゾなわけではありませんよ_(:3)∠)_

 

自分は「常に成長したい」と思いながらもすぐ怠惰に逃げてしまう人間です。

逃げないために何かしら「象徴的なもの」を身に着けるなり持ち歩く必要性を常に感じていました。

その「象徴的なもの」として、まさにファーウェイのMatebookがうってつけだったのです。

 

どういうことか、3つに分けて説明していきます。

失われた20年で中国に抜かされた象徴として

2018年のデータですが、ファーウェイの売上高は日本のどの電機メーカーよりも上です。

おそらく20年前にタイムスリップして当時の人にこのことを伝えたら、大笑いされることでしょう。

 

「何を言ってるんだ。日本にはソニーがあるし、パナソニックだってある。日立も東芝もある。それなのに、中国のメーカーに負けるわけがないだろう」

 

おそらく自分が20年前にこのあまりにも衝撃な事実を突きつけられても、やはり信じなかったでしょう。

しかし、それは現実になってしまいました。

そして東芝を筆頭に、日本のメーカーはかつての繁栄がウソのように凋落してしまったのです。

 

失われた20年に青春を過ごした自分は、身の回りから日本製品がどんどんなくなっていくのを肌で感じていました。

パソコンはNECからデルへ。

スマホはシャープからアップルへ。

テレビはパナソニックからLGへ。

そしてこれからは中国製品の比率がどんどん増えていくことでしょう。

 

もちろん、失われた20年で日本はGDPで中国に追い抜かされました。

いまや「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉は死語になり、商品の画一化、いわゆる「コモディティ化」にあらゆる日本のメーカーが悩まされています。

かたや中国で、ファーウェイ級の企業がどんどん出てくる一方で。

 

こう考えると、ものすごく悔しくないですか?

だからその悔しさを忘れないために、臥薪嘗胆の思いでファーウェイのノートPCを買ったのです。

「Windowsが使えるMacbookAir」だから買った

もちろん悔しさだけで物は買えません。

自分がMatebookを購入した決め手は、このPCが明らかに「Windowsが使えるMacBook」というコンセプトで作られていたからです。

 

自分はマーケティング領域で仕事をしているので、優れた商品の最もシンプルなつくり方を知っています。

それは、「ありそうでなかったもの」を作ることです。

 

実はMatebookを購入する際、最後まで候補として残っていたのがMacBookでした。

自分もアップルの「Think Different.」という思想には共感しているので、アップル製品を持つことも悪くないと思っていました。

しかし、Windows歴が20年を超えてしまった自分にとって、突然Macに乗り換えることは容易ではありません。

使い慣れたショートカットキーやインターフェースを捨てるのは、明らかに効率が悪いわけです。

 

そこで、「Windowsが使えるMacBook」として設計されたMatebookを購入したのです。

非常に理にかなった決め方だと思いませんか?

もちろん、自分もいつかは「ありそうでなかった」優れた商品を生み出したい、という思いも持っています。

マーケティングの話も面白小ネタはたくさんあるので、他の記事で書いていきますね。

実は生まれた年月が一緒だった

閑話休題。

 

Matebookを買ってから気づいたのですが、実は自分とファーウェイには奇妙な共通点がありました。

ファーウェイの設立年月日は1987年9月15日

これがなんと、月まで自分と同じだったのです。

これまでなんとなく年齢非公表だったのですが、この記事を書いたことで完全にバレてしまいました(笑)

 

勝手から気づいたということは完全に偶然なのですが、おかげでよりこのPCが自分にとって特別なものになりました。

自分もファーウェイぐらい成長できたらいいな、と本気で思っています。

ファーウェイは価格競争にも勝っている

このPCを買った最後の理由は、値段です。

決してものすごく安いというわけではない商品ですが、同価格帯の似た機能を持つPCの中ではもっとも安かったです。

 

「それは昔と同じ、何の理念もない決め方なのでは?」

 

そんな風に思われたかもしれませんが、「価格だけ」で決めたわけではありません。

「価格さえ他社に勝っている」から購入したのです。

 

これがMacBookならそうはいきません。

アップルの製品はもはや競争相手のいないブランド品です。

どれだけ高くても、アップル製品であれば買うという人はいくらでもいます。

 

ファーウェイは違います。

高かったら買わないという人が山ほどいます。

そんないわば群雄割拠のフィールドで、顧客のかゆい所に手が届く製品を発売した。

「なのに安い」というのが、ファーウェイの場合は重要なのです。

「自分にはファーウェイが似合う」という自己理解

先に述べた通り、生まれて初めて価格や性能ではなく、自分のポリシーを表現するためにノートPCを買った経験を記事にしてみました。

以前に結婚についての記事を書いたときに、自分は20代後半でやっと物心がついた、というようなことを書きました。

Matebookを買ったのは、物心が育ってきたことの証だと自分では考えています。

 

自分はファッションにあまり詳しい方ではありませんが、おしゃれな人とは自分に何が似合うかわかっている人のことだと思います。

ファッションに詳しいだけではおしゃれになれません。

ファッションオタクとおしゃれな人は全然違います。

 

同じように、パソコンに詳しい人はたくさんいて、その中にはファーウェイ製のPCをすすめる人もいるでしょう。

しかし自分がファーウェイのPCを選んだのは、自分が持つべきPCだと直感的かつ論理的に思い至ったからです。

つまりこのPCを買ったということが、自分という人間の理解が進んできていることを表しているのです。

 

ちょっと最後は大きい話になってしまいましたが、もしあなたが思考停止でMacBookを買おうとしているなら、ちょっとだけ待ってくれませんか?

あなたに似合う服があるように、あなたに似合うPCがあるはずです。

もしそれを探すキッカケとしてこの記事がお役に立つのなら、これ以上の喜びはありません。

 

それでは、また。