結婚は最高の成長機会。石黒流「損はないから結婚しちゃえば」論
初めまして、石黒です。
ブログタイトルにもあるとおり「なんか苦しい」と思いながら30数年生きてきた東京在住の既婚男性です。
_(:3」∠)_ ←この絵文字が好きでよくベッドでこの格好をまねしてます。なんか苦しいときにお勧めのポーズなのでやってみてください。
さて、いきなりなんですが、あなたは結婚していますか?
していなければ、将来結婚したいと思いますか?
どちらにせよ誰しも一度は「結婚ってしたほうがいいのかな?」と考えるのではないでしょうか。
かつて「結婚は人生の墓場だ」という名言を残した偉人もいました。
一方で、結婚ほど人間的に成長できる経験はないと自分は感じています。
今日は「結婚はしたほうがいいのか?」というかなり難しい問題について、自分なりの現時点での答えを書いておこうと思います。
奥さんには絶対に見せられない内容になってしまわないように気をつけつつ、書いていきます・・・。
結婚は「損しない」、ならしてもいいんじゃない?
今年で結婚6年目をむかえた私の現時点での結論は、
「絶対に結婚したほうがいい・・・とは言い切れないけど、損することは多分ないので、してもいいんじゃないかな」
という感じです。
「そんなはっきりしない答えなんか聞きたくない!」
そんなお叱りの声が聞こえてきそうです。
ただ、結婚はあいまいな部分がすごくおおくて、「絶対にこうだ!」と言いきれることってないと思うんですよね。
しかも自分の場合、相当な夫婦の危機も経験したことがありまして・・・(後述)。
そうはいっても「してもいいんじゃない?」と自分が思うにいたった理由をいくつか書いていこうと思います。
結婚すると一人の時間の質が上がる
当たり前のことですが、結婚すると二人で過ごす時間が増えます。
もちろんそれは一人で過ごす時間が減るということでもあります。
結婚しない理由として「一人の時間を減らしたくないから」と考えている人はかなり多いです。
私も一人の時間を減らしたくないと思っていました。
思っていましたが、よく考えてみると実は一人の時間の大半は無駄なことに費やしていました。
だらだらと寝たり、スマホをいじったり、ただタップするだけのゲームをひたすらやったり・・・。
結婚したことで無くなる「一人の時間」は、大体そういう無駄な時間です。
確かに時間の長さでいうと一人の時間は減りますが、そのぶん質の高い時間を過ごせるようになります。
私の場合、一人の時間に仕事関係の勉強をしたり、YouTubeでTEDを見たりするようになりました。
だらだらスマホをいじるよりもだいぶ建設的に過ごせている自信があります。
既婚者として扱ってもらえる
これは賛否両論あるかもしれません。
ただ、少なくとも2019年現在の日本では、「既婚者」という確固たる「ブランディング」があることは否定できないでしょう。
結婚している保険の営業さんとそうでない営業さん、どちらの話が信用できるかといえば、前者になってしまうのは仕方のないことです。
とにかく結婚した瞬間から、周囲から「既婚者」として扱われます。
男性の場合、上司から「家族のためにしっかり働かなくちゃな」と必ず言われます。
思わず「これまではしっかり働かなくてもよかったんですか?」と聞きたくなりますが、殴られるのでやめておきましょう。
取引先からも結婚したというだけで信頼度がアップします。
得意先のお偉いさんから「良くやった」と言われる人もいるでしょう。
まるで一大プロジェクトをやり遂げてそれを褒められているかのような感じになるのは不思議ですね。
周りからの扱いの変わりようは、まるで自分が違う誰かになってしまったかのような錯覚をおぼえるほどです。
実際には役所に書類を出して、薬指に指輪をつけた以外は何も変わってないはずなのですが。
別居は男でも泣く
結婚の良いところばかり上げてきましたが、もちろん辛いところもたくさんあります。
私の場合、結婚3年目に経験した1か月ほどの別居が本当に辛かったです。
本当にあと一歩で離婚というところまで行ってしまいました。
理由はいろいろあったのですが、一番は奥さんとちゃんと向き合えていなかったことだと思います。
3年目というと「3年目の浮気」なんて言葉もありますが、はっきり言って結婚生活に新鮮味はなくなってきます。
(浮気はしてないです。念のため、何かあった時のために書いておきます・・・)
別居中のもっとも印象深いエピソードは、朝起きたら横に奥さんがいなくてさめざめと泣いてしまったことです。
本当に止まらなったです。涙が。
それほど感情的にならない自分が、何年かに一回本気で流す涙だったと思います。
私はとにかく日々をたんたんと生きてしまって、それで勝手に苦しくなったりしてしまうタイプです。
奥さんは、勝手に苦しくなって辛い辛いと言っている私を見て自分まで辛くなってしまったのだと思います。
今ではなんとか関係修復していますし、あまり奥さんに苦しいところを見せないようにしています。それがいいことかはわかりませんが。。。
(いやでも)新しいことをたくさん経験して成長できる
まあそんな心底つらい別居でしたが、結婚しなければ経験できなかったわけです。
良いようにとらえればこれほど自分を成長させてくれた経験はありません。
「別居した時にやっと物心がついた」と真面目に思っているほど、別居前と後の私は別人になりました。
「いや、そんなつらい経験したくないんだけど・・・」
と思うかもしれませんが、ではずっと一人だったら辛くなかったのかといえば、私は違うと考えています。
「禍福はあざなえる縄のごとし」といいますが、辛いことがあるから楽しいことがあるのです。
苦しい日々があるから楽しい日々がある。絶望のあとに希望がある。
そういう起伏のある人生には、新しい経験が必要です。
そして新しい経験は確実に人間を成長させます。
そういう意味で、「結婚して損はない」と私は考えているわけです。
「幸せな結婚」はない。「幸せ」と「結婚」を両立せよ。
最後に、「結婚したら幸せになれる」という考え方について一言だけ言わせてください。
この、
「結婚」=「幸せ」
という考え方は、どこかで夫婦生活を大きく破綻させるかもしれない大変危険な思想です。
というのも、離婚が当たり前になってきた世の中で、結婚と幸せがイコールなはずがないからです。
結婚と幸せは別物です。
ただ、「結婚」と「幸せな生活」の両方を実現しようと努力すれば、「幸せな結婚」という状況を生み出すことは可能です。
そうです、努力が必要なんです。
努力もまた人を成長させると考えると、結婚ほど人間を成長させる機会はないといえるでしょう。
この「幸せな結婚はない」ということはどうしても言っておきたいことだったので、覚えておいてもらえると嬉しいです。
より詳しくは、内田樹さんの『困難な結婚』という本を読んでみてください。
いろいろ勝手に書かせてもらいましたが、あなたが結婚するかしないか、結婚についてどう考えるかはもちろん自由です。
ただ、もし私の考えたことや経験が少しでもあなたのお役に立てば、それほど嬉しいことはありません。
それでは、また。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません